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失敗は次に活かす!初心者がバーベキューで失敗しがちな事リスト

「楽しく美味しくバーベキューがしたい!」
それは初心者上級者に関係なく、バーベキューを愛する者全ての願いです・・・
経験を積めば積むほど充実したバーベキューをする事ができますが、初心者でもなるべく失敗せずにバーベキューを楽しみたいですよね。
ビギナーズラックで最初は偶然成功したとしても、2回目も成功するとは限りません。
それは、自然・環境の影響を受けるのがバーベキューだからです。
要するに、何が起こるかわからないという事です。
今回の記事は、バーベキュー初心者が失敗しがちな事を前もってご紹介して失敗をできるだけ回避しようという予防記事です。
1.バーベキューの失敗【場所編】
バーベキューをするにはそれなりの広さの場所を用意する必要があります。
キャンプ場やバーベキュー場はもちろん、自宅の庭がそれなりに広ければ庭でのバーベキューもいいですね。
でも、その場所選びにも失敗は潜んでいるんです。
1-1.キャンプ場やバーベキュー場の予約
キャンプ場やバーベキュー場には、先着順(空いていればいつでも使える)の所と、予約制の所があります。
バーベキューをやろうとしている場所は予約が必要な所かどうか確認をしましたか?
いざ会場についたら予約をした人じゃないと使えないと言われた・・・なんて事もあります。
バーベキューの予定を立てたら必ず場所の詳細を確認し、必要ならば電話やメールで問い合わせをしましょう。
1-2. キャンプ場やバーベキュー場以外の場所
海や山などのキャンプ場やバーベキュー場以外の場所でバーベキューをする事もあるかもしれません。
しかし、キャンプ場やバーベキュー場以外の場所は火を使ってもいい所とダメな所があります。
いくら開けた場所でも地域で火気厳禁に指定している場所ではバーベキューはできません。
特に山は、天然ガスの発生でバーベキューの火がガスに引火したり、山火事になったりする危険もあるので、初心者はキャンプ場やバーベキュー場以外でのバーベキューはしないようにしてください。
2.バーベキューの失敗【火編】
「バーベキューなんて肉や野菜をただ焼けばいいだけだから簡単」という単純なものではありません。
焼く前の準備だったり、焼いている最中だったり、色々な所に失敗は隠れています。
ここでは『火』に関する失敗例をいくつかご紹介します。
2-1.うまく火を起こせない
女子の前でカッコ良く火を起こそうとしたけど炭に全然火がつかない・・・
夏休みにバーベキューデビューをした学生によくありがちな失敗です。
炭というのは薪と違って、火を近づけたからといって簡単には火がつきません。
炭はある程度燃え盛っている炎が近くにないと火がつかないのです。
着火剤や新聞紙や使用済み割り箸などを事前に用意しておきましょう。
≪火の起こし方≫
- 着火剤や丸めた新聞紙を置く。使用済み割りばしがある場合はその上に置く。
- その周りを炭で覆うように置く。ポイントは空気が入るように隙間を空けながら置く事。
- 着火剤や新聞紙に火をつけ、炎がおさまるまで待つ。ここではウチワなどであおがない事。
- 炎がおさまったら、ウチワなどであおいで火力を強める。
2-2.食材から出た脂で燃え上がる
霜降りの牛肉や、豚バラのような脂肪が多い肉を焼くと、溶けた脂が炭に落ち、大炎上します。
そうすると一気に火力が強まり、食材が丸焦げになる事も。
もし大炎上してしまったら、百均などで売っている水鉄砲や空のスプレー容器に水を入れ、それで炭に水を噴きかけます。
「炭に水なんてかけていいの!?」と思うかもしれませんが、少々の水では炭の火は消えません。
ですので、もし食材の脂で大炎上してしまったら少量の水を炭に噴きかけて炎を消しましょう。
3. バーベキューの失敗【食材編】
バーベキュー中級者以上になると落ち着いて作業をこなす事ができますが、初心者は興奮が先行してしまってミスを犯しがちに。
バーベキューを楽しみにする気持ちは分かりますが、落ち着いて考え行動するように心がけましょう。
3-1.テンション上がり過ぎて食材を買い過ぎる
バーベキュー初心者は1回のバーベキューでどのぐらいの食材が必要なのかわかりません。
しかも、テンションが上がって必要以上に食材を買う傾向があります。
肉の量ですが、ごく一般的な食事量な人であれば、1人あたり200~300gを目安に買いましょう。
「え?それだけ!?」と思うかもしれませんが、野菜や焼きそばなど肉以外の食材もありますし、ドリンクも飲みますよね。
思ったより意外と量を食べられないものです。
3-2.クーラーボックスを持っていない
バーベキューをするシーズンというのは、それなりに気温が高い時季が多いですよね。
それなのに、食材をスーパーで買った状態のままキャンプ場やバーベキュー場に持っていくのは非常に危険です。
バーベキューは外で数時間というのが普通ですが、数時間常温に食材をさらしておくと鮮度が落ちて食中毒になる可能性があるからです。
バーベキューに行く時は、クーラーボックスに保冷材を入れて食材の鮮度を保つようにしましょう。
4. バーベキューの失敗【後始末編】
楽しい美味しい時間の後は後始末に入ります。
来た時よりも綺麗にして帰る、ぐらいの気持ちでしっかりと後始末をしましょう。
4-1.ゴミ袋を持ってきていない
肉のパック、野菜の切れ端、飲み物の瓶や缶など、バーベキューの後には必ずゴミが出ます。
キャンプ場やバーベキュー場の多くはゴミを各自持ち帰る事になっています。
という事は、ゴミ袋を持っていかないといけないという事です。
ゴミの種類も様々ですから、分別できるようにゴミ袋は複数枚持っていくようにしましょう。
4-2.炭の後始末を考えていない
炭は一度火がついたら、数分数十分では消えません。
何時間も燃え続けます。
バーベキューは終わったのに火がまだついているから帰れない、なんて事も。
キャンプ場やバーベキュー場によっては炭捨て場がある所もありますが、基本的に残った炭は持ち帰ります。
『火消しつぼ・炭つぼ』という商品があり、その中に火のついた炭を入れると消火ができ、そのまま持って帰る事ができます。
火が消えた炭は再利用ができるので、バーベキューをする時には用意して持っていきましょう。
5. バーベキューの失敗【その他編】
バーベキューは『美味しければいい、楽しければいい』というものではありません。
快適なバーベキューというものは、自分にも周りにも優しいバーベキューができるかどうかで決まります。
5-1.バーベキューは汚れてもいい服装で
バーベキューでは、基本的に汚れても大丈夫な服装を選ぶようにしましょう。
バーベキューソースがついたり、焼きそばのソースがついたり、炭が黒くついたりと、必ずと言っていいほど汚れが付きます。
洗って落ちる汚れならいいのですが、洗っても落ちない汚れがついたとしたら・・・
しかもその時着ていた服がお気に入りのものだったとしたら・・・
汚れならまだ救いがありますが、炭火から飛んできた火の粉が服について焦げてしまったら最悪ですよね。
5-2.ハメを外しすぎない
バーベキューは誰だってテンションが上がります。
しかし、テンションが上がると周りが見えなくなりがちです。
暴れたり大声をあげたり大音量で音楽をかけたりして周りに迷惑をかけないように注意しましょう。
自分達も周りもお酒が入っていると思わぬトラブルになりかねません。
『自分達だけ楽しければいい』なんて事にならないように!
6.【まとめ】開放的な場所で楽しむ時こそ色々注意を払う事
バーベキューはかなり気持ちが開放的になります。
ちょっとした油断が失敗に繋がるので、慣れないうちは特に注意が必要です。
失敗やトラブルはせっかくの楽しい気持ちを台無しにしてしまいますし、またバーベキューをしようという気持ちも起こらなくなってしまうかもしれません。
ちょっとした失敗は次に活かせますが、大きな失敗はしないにこした事はありません。
今回の記事を参考に、是非快適で楽しいバーベキューを楽しみましょう!